第4部吉良吉影のスタンドキラークイーン第3の爆弾「バイツァダスト」の解説します。前回のD4Cほどではないですが、難解な能力として知られています。
※第4部のネタバレ含みますのでご注意ください。
能力の概要
バイツァダストは第4部の敵キャラ吉良吉影のスタンドキラークイーンが窮地に追い込まれたことにより成長した能力です。物語中盤、吉良吉影は身を隠すために顔と身なりを変え、川尻浩作として生活し街に溶け込むようになりますが、息子の川尻早人に別人だと感づかれてしまいます。息子に詰め寄られてしまった吉良吉影は勢いで息子を殺してしまいます。吉良吉影の本望は「静かに暮らすこと」なので、息子を殺してしまったことにより正体がばれてしまうことを恐れます。また、主人公側も川尻浩作の身元を怪しんでいることを知り、精神的にも追い込まれ能力が成長します。
吉良吉影のスタンド能力についてですが名前は「キラークイーン」といいます。能力は2つあり、第1の爆弾キラークイーンは触れたものを爆弾に変える能力、第2の爆弾シアーハートアタックは熱を感知して追撃し続ける遠隔操作型の爆弾です。吉良吉影が窮地に追い込まれたことにより発現した第3の爆弾がキラークイーン バイツァダストです。マンガでよくあるのが窮地に追い込まれて主人公の能力が覚醒するパターンを目にするのですが、ジョジョでは敵キャラの能力が覚醒することがままあります。第2部カーズ、第6部メイドインヘブン、第7部D4C等成長性がすごいです◎
発動条件
バイツァダストの能力はうまく伝えられるか自信がないのですが(笑)、スタンド本体の吉良吉影を守る為の能力となり、息子の川尻早人に能力をかけることで吉良吉影の正体を知ろうとした人物を爆破し、その事実だけを残して時を1時間巻き戻します。時間を巻き戻した後は1周目と同じことが起きるため、スタンド能力をかけられている川尻早人は2周目に起こることを察知します。しかし1周目に起きた出来事は運命として時間軸に残っているため、2周目にも同じことが起きます。
物語では1周目に川尻早人に対して探りを入れた岸部露伴が爆破されてしまい1時間時が戻り、2周目に主人公勢が4人爆破されてしまい1時間時が戻ります。1周目に爆破されてしまった岸部露伴は2周目の世界でも爆破されたという運命は残っているので、同じ時間になると訳もわからず爆破されてしまいます。息子の川尻早人はなんとかその運命を変えようと奮闘しますが、吉良吉影が一枚上手を行くためなかなか叶いません。
攻略の仕方
バイツァダストにも弱点はいくつかあります。実際に川尻隼人は、時間が巻き戻ったところで主人公の東方仗助に電話を入れ早く現場へ到着するように促し、吉良吉影と対峙させることに成功します。また、バイツァダストを発動している間はキラークイーン本体が川尻早人に憑依している為、そのほかの能力を発動できなくなってしまいます。実際、吉良吉影は過信、軽率なところがあったので、誤って東方仗助の前で自分が吉良吉影だと口走ってしまうという大ミスありました(笑)
異様なポイント
個人的に異様だったポイントなのですが、吉良吉影(川尻浩作)が前日の追い詰められていた状況と、翌日のバイツァダストを手に入れた状況で、姿がガラッと変わります。精神的にもバイツァダストを手に入れて余裕たっぷりな感じになっています。あまりに姿とテンションが変わりすぎて、の右翼がすごく手ごわい感じがひしひしと伝わってきました。
まとめ
ジョジョでは運命は変わらず結果だけを残すという能力が度々出てきます。5部の「キングクリムゾン」や「ゴールドエクスペリエンス」も運命を吹き飛ばしたり、結果に到達しないという哲学的な能力が登場します。バイツァダストは初見は??となりますが、読み進めていくと2周目、3周目で能力も理解できてくるイメージです。吉良吉影は終始異様な性格なので一見の価値ありです!
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